
出会ったときにその独特で楽しいインク吸入に感動し、絶対買うと決めていた万年筆を購入しました。TWSBIのバキュームです。
圧力によって一気にインクを吸い上げるプランジャー式という吸入機構を用いています。プランジャー式はパイロットのカスタム823でも採用されています。
プランジャー式というだけでもインクの吸入は楽しいのですが、バキュームは専用のボトルを使うことでさらに楽しくなります。
一瞬でインクを満タンに、そして首軸が汚れないので吸入後のインクの拭き取りも不要なのです。
これはぜひ専用ボトルとセットで使いたい万年筆です。
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TWSBI VAC700R(バキューム)のレビュー

専用ボトルでインクを満タンに吸入できて手が汚れない

バキュームが採用しているプランジャー式は中にある軸を外に引き出して押し込むだけでインクが一気に吸入される楽しい仕組み。
コレに加えてバキューム専用ボトルをバキュームとネジで接続することで、インクを満タンに吸入できて、さらに首軸にインクがつかないので吸入後に拭き取る手間もなく手が汚れないのです。
通常は満タンにするのは難しく、パイロットのカスタム823でも普通にやると6~7割くらいしか入りませんでした。
バキュームは専用ボトルインクに接続して2回吸入すれば満タンになります。
インクはパイロットの色彩雫シリーズの秋桜にしました。

ボトルと接続したところ。

1回吸入したところ。1回だと半分くらいしか入りません。

2回吸入したところ。満タンに入っています。

万年筆が好きな方だとインクの吸入も楽しめると言うかとも多いと思うのですが、どうしても時間がなくて煩わしさがあることもあるかと思います。
これなら時間をかけずにすぐ終わります。失敗しないので、ボトルインクを使いたいけどインクの吸入が苦手という方にも超おすすめですね。
実際に吸入するところはこちらの動画を見てみてください。インクの代わりに水なのでわかりづらいかもしれませんが、2回ほどで満タンになります。
バキュームは専用インク瓶使うと最高。
2回ほどで満タンになる。これやりたいだけだけど欲しくなっちゃう。#twsbi #ツイスビー #万年筆 #ISOT pic.twitter.com/zD6ucmuPVP— たかぎし@ISOT文具PRサポーター×万年筆ブログ (@Takagishi123) June 30, 2019
ペン先だけ買える&ネジ式でペン先交換が素人でも簡単

バキュームはペン先だけ別で買うことが出来ます。
バキューム本体はネットで1.2万円ほどします。ほしいペン先の数だけ本体を買うとそれだけお金もかさみます。
ペン先だけならネットで3千円代で売っているので、すでに持っている万年筆が多くて増やしたくないけど、そのときの使い道や好みによって字幅を変えたいというような場合にとても重宝するのです。
私も最初は手帳用に細字・極細から入って、万年筆にハマっていくうちに太字でヌラヌラが好きになり、今はペン習字をするようになってからまた細字中心に選ぶようになっています。そうした好みや使いみちの変化にもペン先だけ交換すれば良いのでお金をかけずに済みます。
本体のスタブと別に極細(EF)と太字(B)のペン先を購入して、スタブで楽しむとともにペン習字で使いたくなったときや太字でぬらぬらしたいときにも対応できるようにしました。
ペン先の交換は通常ペン芯を引っこ抜いてセットしてと手間がかかります。
さらに、ペン先はデリケートなのでうまくセットできないと最悪の場合書けなくなるといったトラブルも起きかねません。
バキュームは首軸ごとネジ式で素人でもカンタンに交換できるので、トラブルがなくそれもまた重要なポイントです。
インク容量が2.2ml、ミニサイズでも1.6mlと超大容量

TWSBIの万年筆は本体吸入式で大容量のものが多く、バキュームもその中の1つ。
ミニサイズの1.6mlでも十分すぎる容量。通常サイズの2.2mlとなるとパイロットの大容量コンバーターの2倍もの超大容量。
しかも専用ボトルで満タンにすればこの大容量を最大限に活かせます。
スチールのペン先6種類(EF,F,M,B,stub1.1,stub1.5)
TWSBIのバキュームのペン先はスチールいわゆる鉄ペンで、6種類展開です。
- 極細(EF)
- 細字(F)
- 中字(M)
- 太字(B)
- スタブ1.1mm
- スタブ1.5mm
鉄ペンらしい硬めの書き味です。
今までTWSBIを使ってきてペン先の品質の良さは感じていて、どれも安定しています。
私が購入したのはスタブ1.1mm。
縦に書くと太く、横に書くと細いので特徴的な字を引っかかりもなくスムーズに書けます。

通常サイズは大型軸
パイロットのカスタム845とほぼ同じ大きさでなかなか大きめ。

ペン先も同じくらいの大きさ。首軸がスリムになっていて持ったときに結構しっくりきます。

分解洗浄がカンタン

TWSBIの他の万年筆エコやダイアモンドなどと同じく、工具がついていて分解が簡単にできるようになっています。
説明書は日本語ではありませんが、シンプルな構造で絵がわかりやすいので問題ありません。
本体をバラして直接洗うことができるので、インクを色々変えて使うという方におすすめです。
まとめ:バキュームはインク吸入が楽しく実用性最高な1本

- 専用ボトルでインクを満タン吸入できて手が汚れない
- ペン先だけ買える&ネジ式でペン先交換が素人でも簡単
- インクが大容量
- 分解洗浄がカンタン
1.3万円前後だと国産なら金ペンが買えてしまうお値段ですが、プランジャー式となるとこれほど安価に手に入るものはなかなかありません。
そして専用ボトルと併用することで最高のインク吸入体験ができます。
専用ボトルを使わないのであればバキュームにこだわらなくても良いかなと思うくらい、専用ボトルを使うことをおすすめします!
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バキューム本体は通常サイズとミニサイズがありますが、専用ボトルはどちらにも対応しています。
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