万年筆を今まで50本以上使ってきました。
※軸もペン先も同じものはノーカウント
そんな実際に使ってきた万年筆たちを好きな順に並べてみました。コスパとか気にせずに単純に好きな順です。
基本は書き味や筆跡重視
でも、書きやすくて見た目もオシャレな万年筆はサイコーです。
- やわらかく滑らかな書き味
- 万年筆ならではの筆跡を楽しめる
やわらかい感触や滑らかな書き味がたまりません。太字でぬらぬら大好きです。
また、筆圧や縦と横で字幅が変わったり、インクの濃淡や字に味が出るところ。これが楽しい。
次からお気に入りの万年筆たちをご紹介していきます!
殿堂入り万年筆
カスタムURUSHI(B:太字)/ パイロット

値段も値段ですし、別格過ぎて殿堂入り扱いにしました。(定価税込みで95000円)
ふわふわとした感触がとにかく気持ち良い。
1度試し書きさせていただいてから忘れられなかった、ずっと欲しかったカスタムURUSHIです。
手にしてからは物欲がだいぶおさえられました。
柔らかな書き味でゆったりと書きたい方にはぜひ一度試してみていただきたい万年筆です。

おすすめの万年筆ランキングTOP10
トップ10はもうどれも素晴らしくおすすめな万年筆ばかりです。
1.カスタム845(F:細字)/ パイロット


字を書きやすくて思い通りに筆を運べて、それでいて気持ちよく書ける最高の万年筆です。
楽しみたいときというよりはきちんと字を書きたいとき、普段遣いにピッタリで使う機会が自然と多くなります。
ペン習字のとき、手紙を書くとき、普段ノートを取るとき、シーンを選ばずきちんと書きたいときに
派手さはないですが値段が高いだけのことはある日本が誇る優秀な万年筆です。
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2.カスタム823(M:中字)/ パイロット


とにかく気持ち良い書き味の良さが光る万年筆です。
ペン先を紙に当てて滑らせたときの摩擦感のなさと柔らかさがたまりません。
プランジャー式という吸入方式でインクの吸入が一瞬でカンタンに終わるところも楽しい。
吸入って頻繁にあると面倒なのでラクとか楽しいと感じるのは大事!
しかも大容量コンバーターの1.5倍もインクが入ります。 これは良き!!



3.スーベレーンM800(B:太字)/ ペリカン


太字でぬらぬらがとても気持ち良いです。
普段は書き味とか筆致とか『書く』ということを重視していますが、オシャレなアイテムは良いもんだと認識させてくれた万年筆です。
軸がオシャレでフワフワとした書き心地で観て楽しい・書いて楽しい。
天冠やクリップが映えるので、スーツに挿すときはいつもこのスーベレーンです。
4.カスタム742(FA:フォルカン)/ パイロット


動画が話題になったフォルカン。
筆圧によって字幅に大きな変化が出ます。
ふわっふわのペン先で筆圧のコントロールには少し慣れが必要ですが、この変化がめちゃくちゃ楽しい・・・。
書き味はウェーバリーと比較すると少しカリカリとした感じがあります。
5.キャップレス木軸(EF:極細) / パイロット


ボールペンのようにノックでペン先を出し入れできるバツグンの使い勝手の良さがありながら、小ぶりのペン先なのに書き味も良いというパイロットの技術力に感動を覚えます。
仕事など外で使うのには一番ですね。職場では一番使ってる万年筆です。
万年筆にハマるとできる限り万年筆を使いたい、そんな要望に応えてくれます。
6.ジャスタス95(FM:中細字) / パイロット


ペン先の弾力を調節できるという面白い万年筆です。
筆圧が弱めの方だと違いがあまり感じられず楽しくないかもしれません。
筆圧がある程度ある方が弾力のあるペン先も書き味の調節も楽しめます。
エラボーに近い感じの書き心地です。
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7.カスタム カエデ(M:中字)/ パイロット


木軸の万年筆を探していたときにパイロットだから間違いないでしょうというだけの軽い気持ちで選んだカスタムカエデ。
しかし、木軸としてだけでなく書き味の滑らさ、書きやすさに驚かされて気に入ってしまいました。
木軸には経年変化があるので見た目の変化も愉しみです。長く大事に使っていきたい1本です。
8.エラボー(SM:ソフト中字)/ パイロット


字幅は筆圧で変わるので、とめ・はね・はらいを表現できる日本語にピッタリの万年筆。
そして書き味の良さが素晴らしい。
ペン先は弾力の中にもコシがあって筆圧が強めでも結構平気なので万人にオススメしやすい良作です。
9.バキューム / ツイスビー


プランジャー式で専用のボトルを使用するとインクの吸入が瞬時に、かつラクに手が汚れず満タンに入るので楽しくなります。
バキュームを使うならぜひ専用のボトルも使用してほしい!!
専用のボトルを使用しないのなら他のエコやダイヤモンドでも良いかなと思います。
ツイスビーの万年筆は鉄ペンらしい硬めの書き味で、どれも安定していてインクも大容量なので普段遣いにはとても優秀な万年筆です。
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10.レイ(F:細字) / シュナイダー


ペン先がよくしなり金ペンのような柔らかな書き味を楽しめるのに二千円という値段で衝撃を受けた、ドイツのブランド『シュナイダー』の万年筆です。
ペン先がなじんで滑らかになったときの書き味がたまりません。



おすすめの万年筆ランキング11~20位
11.カスタム742(WA:ウェーバリー)/ パイロット


滑らかさと安定性が素晴らしい、絶対的エース。上位のカスタムシリーズを購入するまでは当記事でも永らく1位でした。
角度やひねりに強いところが特徴で、書けないというときがなくストレスフリーのとにかく気持ち良い万年筆です。
見た目に美しいとか字に変化が出るといった面白さはないので、飽きて他に目移りしてしまうこともありますが、この安定性と滑らかさに結局戻ってきてしまいます。
書くことが楽しくなって、何か書きたいと思わされます。
初心者でも扱いやすいので、最初の金ペンにもオススメです。
12.カスタム742(SU:スタブ)/ パイロット


ミュージックほどではありませんが、縦横で字幅が変わるのでスタブで書くだけで自然と文字に味が出ます。
書いていて楽しい万年筆です。
太字にも共通することですがペン先の当たりの角度が細字に比べて厳し目なので、持ち方・書き方にクセがある方は書きづらいと感じるかもしれません。
13.ダイヤモンド ミニ(F:細字) / ツイスビー


台湾メーカーTWSBI(ツイスビー)の可愛い軸。
本体吸入式でインクが1.2ccも入るのでヘビーユースな方におすすめ。
また、分解用のレンチが付いていて個人でも簡単に万年筆を分解洗浄できます。
通常避けたい1つの万年筆で色んなインクを使うことも、分解洗浄だとインクをしっかり洗い落とせるので安心です。
また、古典インク・顔料インクは乾くと洗浄が面倒ですが分解洗浄できるなら状態も確認できてかなりやりやすくなるはず!
14.ベース(EF:極細) / シュナイダー


リーズナブルでコスパ抜群なシュナイダーの万年筆ベースです。
硬めな書き味でコシがしっかりとしていて字を書きやすくて気に入っています。
もともと硬めより柔らかめが好きなのですが、字が整いやすくて最近のお気に入りです。
きれいな文字を書きたい方におすすめです。
15.カスタムヘリテイジ91(SF:ソフト細字) / パイロット
カスタム74と同じ値段ですが、コチラのほうが見た目がクールでカッコイイのでカスタムヘリテイジ91にしました。
大容量コンバーター対応なので、細字でたくさん書きなぐりたいようなときに使ってます。
最近では字の練習のときによく使っています。ハネやハライがキレイに出るので多少はマシな字が書けるような気がしています。
16.エコ(F:細字) / ツイスビー


硬めな書き味で字が書きやすく、
本体吸入式でインクが2mlも入り、
メンテナンス性も高い
それが5千円!!
ダイヤモンドと同じく分解用のレンチが付いていて自分でカンタンに万年筆を分解洗浄できます。
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17.スーベレーンM600(F:細字)/ ペリカン


この軸の美しさはうっとりものですね。
それでいて書き味も良いので文句なしです。
太めの字幅の方がぬらぬらで好みなので少し低めの順位ですが、スーベレーンが人気なのも頷ける素晴らしい万年筆です。
18.#3776センチュリー(F:細字) / プラチナ万年筆
プラチナ自慢のスリップシール機構はダテじゃない。
インク入れたまま長期間使わなくても書けます。
書き味もさすがの国産だなーといったところでとても安定してます。
パイロットやセーラーと比べると少し硬めの書き味で、字を丁寧に書きやすい万年筆です。
19.コクーン(M:中字) / パイロット
私が初めて買った万年筆のコクーン。
コクーンに始まって何十本も万年筆を使ってきましたが、コクーンは値段に対しての品質の高さ・書きやすさが素晴らしく、コスパがめちゃくちゃ良いので初めての万年筆にはぴったりだと思います。
20.ブラックプロスケ(Z:ズーム)/ セーラー(NAGASAWA文具オリジナル)


セーラーの特殊ニブであるズームに惹かれて購入しました。
ズームはペンを立てる角度によって極太から中細くらいまで字幅をコントロールできるところが面白いです。
そしてNAGASAWA文具オリジナルの透明軸でメタリックブラックなところがカッコイイ!
おすすめの万年筆ランキング21位以降
21.世界樹万年筆(M:中字)/ ワンチャー


大分のメーカー『ワンチャー』の木軸万年筆です。
シンプルな形に色合いがきれいですべすべとした手触りの気持ちの良い木軸です。
ニブ(ペン先)が鉄も金もデザインも色々と選べるのも特徴です。
後に漆塗りのタイプが発売されていて、これから木の種類も増えていく予定もあり、これからの展開も楽しみな万年筆です!
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22.オプティマ996(EF:極細)/ アウロラ


スーベレーンと同じく見た目重視で選んだ1本です。
やっぱり特長は鮮やかな軸のデザインです。
模様が1本1本違っていて世界にひとつとして同じものはないってところも惹かれます。
持ってみると軸の軽さに驚きます。
極細だけどスラスラ書けてちゃんと万年筆してるところも、当たり前ですが良いところ。
書き味はやや硬めでカリカリとした感じです。見た目は大好きなのですが、やわらかフワフワ好きになってから順位をだいぶ落としてしまいました。
硬めの書き味が好きな方なら文句なしにおすすめですね。
23.クラシックM205DUOハイライターイエロー(BB:特太字)/ ペリカン


ハイライター(蛍光色)のインクが付属された万年筆です。
高級ラインマーカーとして使っています。
インクは別売りで単品でも購入できますが、つまりなどのトラブルが起こる可能性があるので、使う万年筆はこれが良いそうです。この軸でない場合も細字は詰まりやすくなるので避けたほうが良さそうです。
書き味もなかなかで現在ペンケースに入れて持ち歩いてます。
24.ふでdeまんねん / セーラー


ネーミングはダサいですが、筆のような面白い筆致になるので書いていて楽しい万年筆です。
それでいて2000円もしない手頃なお値段なので、かなりおすすめです。
ふでdeまんねんは商品名が軸に入っていてかっこ悪い感じのタイプもありますが、こちらはプロフィットJrという万年筆ベースで見た目に問題ないところが良かったです。
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25.ハイエースネオクリア カリグラフィー(2.0mm) / セーラー


カリグラフィー用にペン先が平べったい万年筆です。
特殊ペン先の万年筆が定価1500円で手に入るのはとても素晴らしい。
カリグラフィーに興味がある方はもちろん、カリグラフィーをしなくてもミュージックやスタブのように縦横で異なる字幅を楽しめるので、普通の万年筆に飽きたらぜひ試してみてください。
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26.エイハブ(フルフレックスニブ) / ヌードラーズインク


パイロットのフォルカンと同じく筆圧によって字幅をコントロールできるタイプのニブ(ペン先)であるフルフレックスニブの万年筆です。
字幅のコントロールは楽しいですし、筆圧強めでも壊れにくくて気軽に使いやすく、最近よく使ってます。
27.エアロダイナ(M:中字)/ ワンチャー


鉄ペンですが、ぬらぬらが味わえてとても気に入っています。
ペン先に弾力はありませんが、筆運びの速度でハライやハネの表現ができます。
※2018年4月現在AmazonやYahooでは取り扱いがないようです。
28.カスタム74(C:特太字)/ パイロット
このペン先は字が太すぎて用途が限られます。普段使いには向いていないので、使う機会は少ないですが、宛名書きとかには良いと思います。
年賀状の宛名書きに使いました。
おすすめ万年筆のまとめ


好みの世界なので誰しも同じように気にいるわけではないですが、素直に好きな順なので参考になれば嬉しいです。
用途別・目的別のおすすめ万年筆についてはこちらの記事にまとめています。万年筆の選び方に迷ったら参考にしてみてください。



そもそも万年筆ってどうやって選べばよいの?と気になったかたはこちらの記事を読んでみてください。



このほかおすすめの万年筆についてはこんな記事も書いていますので、良かったらこちらもどうぞ!
是非18金845も!
15号ペン先でも14金と18金でまた違いますよ。
優劣はないですが。
>ryoさん
845もお持ちなんですね!
845はかなり評判が良いですよね。
URUSHIは実用向きじゃないから845が普段遣いには最高という意見を耳にしたことがあります。
また楽しみな万年筆が増えてしまいました。