先日の記事『娘の誕生記念万年筆!生まれ年を彫って成人したら贈る』に書いたとおり、将来的に娘に贈るために購入した木軸万年筆カスタムカエデ。
ペン先はF(細字)、M(中字)のうち、M(中字)をチョイスしました。
目次
『カスタムカエデ』のレビュー

キャップリングには「CUSTOM ART CRAFT」と刻印されています。

手触りスベスベで気持ち良い

スベスベで気持ち良い手触りのカスタムカエデ。
木軸は金属軸や樹脂軸などに比べて温かみがあって良いですよね。撫ででいたくなります。
木軸はキャップレスくらいしか使っておらず、一般的なネジ留め式での木軸はカスタムカエデが初めてです。
はじめは首軸が木ではないことに違和感があったのですが、首軸ってインク吸入のときにインクが付着するんですよね。
首軸まで木にしてしまったら、せっかくの木軸がインクに染まってしまうので、こうあるべきと理解したらスッキリしました。
経年変化が愉しめる(らしい)
らしいとしたのはまだ買ったばかりで感じられていないため。
ですが、知り合いの方はだいぶ艶が出てキレイな色になっていました。
また、パイロット公式サイトにはこんなコメントがあります。
使い込むほどに風合いが出てくる楓の木軸
木目の美しい板屋楓(イタヤカエデ)に硬化処理を施し、丁寧に磨き上げています。使い込むほど色が濃く鮮やかになります。
出典:パイロット公式サイト
これからが愉しみです。
軸のサイズはカスタム74と同じ

カスタム74と並べてみたところ、形は違うもののほぼ同じ大きさでした。
ペン先のサイズはカスタム742と同じ10号だけど同じじゃない

ペン先についてはカスタム74よりも大きく、カスタム742と同じ10号でした。
ですが、同じなのは大きさだけでモノとしては別物だそうです。
カスタム742は比較的新しい商品で、ボールペンに慣れた筆圧の強めの人向けで硬めの仕上がりのペン先になっているのに対し、カスタムカエデは歴史の古い万年筆でペン先も昔のものを使用しており、柔らかくコシがあるようです。
書き味はさすがのパイロット品質
今回ネットショップで購入しましたが、買ってすぐでも滑るように気持ちよく書けます。
このあたりはさすがパイロットですね。
改めてパイロット品質のすばらしさを感じました。
大容量コンバーターCON-70付属
私のお気に入りの大容量コンバーターCON-70が標準装備されています。
このコンバーターは容量が大きいだけでなく、インクの吸入が素早くできてとても便利です。
『カスタムカエデ』のまとめ

木軸でこの書き味で定価2万円はコスパが素晴らしい!!
木軸という点だけで選びましたが、この柔らかくもコシがあり滑らかな書き味は良い意味で誤算でした。
取り回しがよく実用性も高いので、自分用にもプレゼント用としてもおすすめです。
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