Pelikanのスーベレーンと同じく、「俺のダンディズム」というテレビ番組の万年筆回で、ダンディな万年筆のうちの1本として紹介されていたアウロラのオプティマ。
とにかく軸が美しいですね。ペンケースを開くとぱっと目を引く。
どちらかというとスーベレーンを買いに行ったはずなのに、この美しさに惹かれて思い切って両方とも買ってしまったほど。
中古だけど高かった・・。私が持っている中で一番高い万年筆がこのオプティマです。
目次
オプティマのレビュー
軸の美しさ

この万年筆は何と言ってもコレ!
書くっていうことだけに限ると、やっぱりパイロットのウェーバリーやらフォルカンやらの方が楽しいですが、美しいペンで書いてるとテンションが上がって、また種類の違った楽しさがあります。
窓&リザーブタンクのおかげでインク残量がわかる

キャップを開けると窓が出てきます。デザインの邪魔をしてるという点もあるかもしれないけど、実用を考えるとこの窓が嬉しい。
スーベレーンみたいに窓がないとインク残量がわからないので、外で使ってるといつインクがなくなるんだろうかとドキドキします。このオプティマ996はインク残量がわかるので、心の準備ができて安心です。
さらにリザーブタンクによってインクが切れてもA4用紙1~2枚程度書けます。
これって予備タンクに溜め込んでるインクを放出するだけだけど、もうインク切れるよ!って教えてくれるっていう意味合いなんだろうと思ってます。
吸入の逆方向に尻軸を回してピストンを押し下げることでこの機能が使えますが、インクがいっぱい入ってるときにこれやっちゃうとインクが溢れ出して当然大惨事になるので気をつけてください。(何故かやっちゃった)
オプティマの極細(EF)は国産の細字(F)と同じくらいの字幅
プラチナの#3776センチュリーの細字(F)と比べた写真
写真下のピンクの線がオプティマの極細(EF)で描いたものです。実物はそんなに変わらなく見えますが、拡大してみるとオプティマの方がやや太いようですね。
書き味はやや硬めだけど滑らか
スーベレーンM800やM600などと比べると少し硬めに感じます。
ただ、本来は柔らかい書き味が好きですが、不満に思うほどの硬さでもなく、滑らかな書き味です。
インクフロー良好
インクはパイロットの色彩雫シリーズ(秋桜)を使用していますが、特にカスレなどはなくスラスラと書け、問題なしです。
本体吸入式

尻軸の黒いところをくるくると回すと吸入できます。
オプティマのまとめ

万年筆は筆記具なんだからやっぱり書き味とか書けることが大事なのであって見た目なんてオマケじゃん?って思ってましたが、キレイな軸はそれだけで気分が違って楽しく思えたので見た目も大事だな~と気づかせてくれた万年筆。
もちろん書き味はちゃんとしてないと使いたくなくなりますが、書くということのストレスもなく快適。
赤、緑、グレーなど多色展開していて、つい集めたくなってしまうほどの魅力があるので怖い・・・。