万年筆にハマり使う機会が増えるにつれてインクがすぐなくなってしまうという悩みに直面しました。
初めて買った万年筆のコクーンに、キャップレスと続いていたのですが、どちらも大容量コンバーターには対応していません。
そこでインクの残りを気にせずたくさん書ける万年筆が欲しくなり探し求めることに。
パイロットの万年筆だけでも面白そうな商品がたくさんあるので、他社にまで検討範囲を広げたら収拾がつかなくなる(今なってるのですが)と思い、パイロットの商品の中から探すことにしました。
金ペンのエントリーモデルで比較的手頃なカスタム74とカスタムヘリテイジ91にまで絞り込み、シンプルなフォルムにシルバーを基調としていて、カッコよくて重くない印象のカスタムヘリテイジ91を選びました。
目次
カスタムヘリテイジ91のレビュー
若い人に人気のシルバー基調のデザイン

クリップやリング、ペン先がシルバーに統一されています。
購入したときの店員の方の話によると、20代、30代の若い人はゴールド基調の『カスタム74』を敬遠して、シルバー基調の『カスタムヘリテイジ91』を選ぶことも多いそうです。
大容量コンバーターCON-70に対応
購入動機としてあげていたとおり大容量コンバーター(CON-70)に対応しています。
このCON-70というコンバーターは大容量という点だけでなく、使い勝手が良いので大容量を求めてないという人にもおすすめのコンバーターです。
回転式が一番よくあるコンバーターかと思いますが、うまく吸入できなかったらまた元の位置に戻してイチからまたやり直すことになります。
慣れてないとうまくいかなくてこれがストレスです。
CON-70というコンバーターはプッシュ方式で、コンバーターの後ろのところにあるボタンを何回か押すだけで吸入できます。
うまく吸入できなくてもイチからやり直しみたいなことがなく、またボタンを押せば続きから吸入できます。
インクの吸入が簡単で初心者にも使いやすいところが素晴らしいです。
インクが煮詰まりにくい

パイロットのネジ式キャップの万年筆は今のところ全部そうなのですが、長期間放置していてもインクが乾かずに書けます。
具体的に測ったわけではないですが、数ヶ月は余裕で持ってると思います。
本数が多くなってくると使い切れなくなってくるので長期間持ってくれるのはかなりありがたいです。
書き味はさすがのパイロット品質
パイロットの万年筆は書き味に関してはやっぱり間違いないですね。
スラスラと気持ちよく書けます。
SF(ソフト調細字)はハネハライの表現が出やすい
ペン先がやわらかくて字幅に変化が出やすいです。
しかし買った当初はそのやわらかさが感じられず、普通のペン先との違いがわかりませんでした。面白くないので、しばらく使う機会が少なくなりました。おそらく筆圧が強かったのでしょう。
パイロットの公式サイトにも
ソフトタッチなので、字幅の強弱が出やすい筆圧の弱い方向き
こう書いてあります。
なのでペン先の種類で先頭にSがつくソフト調シリーズは、万年筆を使い始めたばかりで筆圧が強い方は避けておいたほうが良いかもしれません。
書くこと自体には問題がなかったのですが、扱いに慣れていないと普通のペン先との違いがわからない可能性があります。
しかし筆圧が弱くなってコントロールができるようになった今はなかなか楽しいです。
エラボーやフォルカンほど変化やしなりはないですが、逆にほどよいしなり具合なので字の練習に向いている印象です。私の下手な字も少しマシに見えるような気がします。

最近始めた字の練習には主にこのカスタムヘリテイジ91を使っています。
カスタムヘリテイジ91のまとめ

買ってすぐはソフト調のペン先が合わなくて使っていなかったカスタムヘリテイジ91ですが、最近はガシガシ使うようになりました。
万年筆初心者のうちは普通のF(細字)やM(中字)などのペン先を選んだほうが無難かもしれません。
すでに金ペンに慣れてきた方ならソフト調のペン先も楽しいのでおすすめです。
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