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【キュリダス】使いやすさを追求されたノック式万年筆【プラチナ】

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curidas / platinum

発売されてからかなり期間が経ってしまいましたがノック式万年筆のキュリダスをご紹介します!

万年筆はカラー違いの商品は頻繁に発売されますが、全く新しい型の商品が出ることは滅多になく、愛好家たちからかなり注目されていましたね。

ノック式万年筆というとパイロットのキャップレスが人気で私も長いこと愛用していますが、キュリダスはキャップレスの不満だったところをクリアしてくれている良い万年筆です!

 

キュリダス(EF:極細)のレビュー

軸の色は中の機構が見えやすそうだったので無色透明なプリズムクリスタルに、ペン先は普段使っている5mm方眼のノートでも書き込めるようにEF(極細)を選びました。

キャップレスにブルーブラック、青のインクを入れていて、キュリダスは赤ペンにしたくてパイロットの赤のインクを使用しています。

ノックですぐ書き出せる手軽さ

ノック式で片手でもすぐに書き出せます。ボールペンのように手軽なのでサッとメモするだけのときでも万年筆を使えます。

万年筆のキャップを外して書くぞ!というのも儀式的で良いのですが、この利便性には勝てず結局日常で一番使用しているのはノック式の万年筆になっています。

万年筆を手軽に使ってみたい方や万年筆が好きすぎていつでも万年筆で書きたいという方にピッタリです。

 

鉄ペンらしい硬めで滑らかな書き味

curidas / platinum

字幅が極細なので余計にそう感じるのかもしれませんが、鉄ペンらしい硬めでカリカリ系の書き味です。

引っかかりなど問題はなく滑らかに書けます。

書き心地の気持ちよさを求めるよりも日常的にガシガシと使っていきたいような感じです。

硬めながら弾力も少しあるので、字幅に変化のある万年筆らしい文字を書けます。

 

インクが乾きにくく数ヶ月使ってなくても書ける

一番驚いたのが数ヶ月使っていなくても全く問題なく書き出せたところ。

プラチナの特徴の1つでもあるスリップシール機構に対応していないことと、パイロットのキャップレスがかなり乾燥しやすいことから期待していなかったのですが、良い意味で裏切られました。

公式サイトには見つけられなかったのですが、楽天の商品情報ページによると10ヶ月後のインク残存率が40%もあるそうです。

たかぎし
たかぎし
万年筆の本数が増えてくると、気づけば使わないままになってしまうこともあるので乾きにくい万年筆はありがたいです。

 

インクの残量が見えやすい

curidas / platinum

透明軸なのでコンバーターを使っていてもインクの残量を確認できます。

写真の赤い部分がインクです。

インクの残量を確認できるとインク切れになる前に対処できますし、コンバーターを使う場合にはインクをしっかり吸入できたかわかりやすくて便利です。

 

クリップは着脱式

クリップは付属の専用ツールを使って取り外すことができます。

クリップが取り外せるのは良いとしてどんな場面で嬉しいのでしょうか? 持つときの手にあたったときや手帳、ペンケースに挿しにくかったときとか・・・?

私は万年筆のクリップをクリップとして使うことはほぼないのですが、机上に置くときにまわり止めとして落下などの事故防止のために役に立ってくれるので取り外さないで使用しています

下の写真の通り、先端にまわり止めはついているのでなくても大丈夫ですが、クリップもあったほうが安心感があります。

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カラーは5色展開

curidas / platinum

軸のカラーは以下の5色展開です。

  • プリズムクリスタル
  • グラファイトスモーク
  • アーバングリーン
  • アビスブルー
  • グランレッド

他の色のほうがおしゃれな感じは受けますが、中の機構やインクが見えやすそうだったのでプリズムクリスタルにしました。

 

字幅は極細から中の3種類

ペン先の字幅の種類はEF(極細)/F(細)/M(中)の3種類です。

もっと種類があったほうが嬉しいですが、日常使いには必要十分ですし、手帳やノートに細かい字を書きやすい極細があるのはありがたいです。

 

気になったところ

そこまで気になるわけではないのですが、欠点を探したときに思いついたのが2点。

ノックが長い

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ノックがかなり長いので、ノックするときに若干煩わしいような気もします。

ただ、この長さが気密性につながっているそうなので、私としては多少ノックが長くてもインクが乾きにくいほうがありがたいです。

 

キャップレスと並べて比べてみるとこのノックの長さがそのまま軸の長さの差につながっています。

持ち運びに関してはキャップレスのほうが1歩上な印象ですね。キュリダスは寸胴でボテッとした印象を受けます。

 

金属部分は指紋が目立つ

クリップや内部に使われている金属部分は指紋が結構目立ちます。

私はそこまで気にならないですが、気になる人は気になりそうです。

 

価格と使い勝手はキャップレスよりも良い

パイロットのキャップレスの方は乾きやすいところとインクの残量が見えづらいところが不便に感じる部分でした。その点がキュリダスはクリアされているので、デザイン以外に関してはキュリダスのほうが気に入っています。

価格はキャップレスの一番安いモデルが定価1万円なのに対してキュリダスが定価7千円なので結構な差があります。

 

書き味については甲乙つけがたい感じでした。

下は極細同士で線の太さの比較をしたところです。ほとんど同じように見えます。
※インクはどちらもパイロット純正のボトルインクです。キュリダスがレッド、キャップレスはブルーブラックを使用しています。

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キャップレスもキュリダスもどちらも好きでおすすめの万年筆ですが、使いやすさとコストパフォーマンスを踏まえるとデザインが嫌いでなければキュリダスの方がおすすめです。

反面キャップレスはデザインがスッキリとして好みです。軸の種類も豊富で限定カラーのものは特に美しく惹かれるデザインのものも多いです。

私自身は今選ぶならキュリダスの方が有力候補です。

 

まとめ:キュリダスは使い勝手がよくコスパに優れるノック式万年筆

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国産の鉄ペンは安価で優秀なものが多いので最初に7千円と聞いたときは少し高めだなと思ったものの、これだけ使いやすく仕上げられているのかと思うとむしろ安価な設定に思えます。

手軽さによりボールペンのように万年筆をさらに身近な存在にしてくれるので、「とにかく書くときは万年筆が良いんだ」という方や、「万年筆を使ってみたいけど使えるかな…」と不安になる方におすすめです。

キュリダスかキャップレスは1本持っておいて損はありません。

 

このほかにもキャップレスのレビュー記事など万年筆について色々書いていますので、よかったらこちらもどうぞ!

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