もやもやを解消したときの話

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2016年は精神的にしんどかった。

原因は大きく2つ。仕事と育児。

簡単に言えば、仕事についてはものづくりの仕事から社外の人との気を使う調整ばかりの仕事になって内向的な自分には負荷が大きかったってこと。それに子どものイヤイヤ期が重なったってことだ。

これから語る経緯が長いので目次で次の項に読み飛ばしてほしい。

経緯詳細

仕事

2015年12月から新しいプロジェクトに参画することになったが、そのプロジェクトは行く前から嫌だったうえに職場の環境・文化も仕事内容も自分には合わなかった。

職場環境・文化

仕事の進め方のルールが決まっていないように見えて、後出しで指摘される。このルールが調べてわかるなら良いのだが、まとまった資料がない。前からいる人は知っている暗黙のルールみたいなものが数多く出来上がっていた。この状況がまずきつかった。

仕事内容

私の職業はシステムエンジニアで、自分自身で資料やプログラムを作成することもあるが、その頃はリーダーのポジションだったので配下メンバーの成果物をレビューをする割合も多くお客さんとの調整なんかも当然あった。

システム開発はコンピューターに向かってれば良いと思う人もいると思う。私も学生の頃はそう思っていた。

しかし実際はコミュニケーション能力がないと仕事にならない。いくらプログラミングスキルが高くてもお客さんの要求や指示されたものを作れないと全く意味がない。しかもシステムという目に見えないものを人に伝わる資料に落とし込むってなかなか難しい。

だから指示を理解する力や部下やメンバーにそれを伝える力は必須だ。なので当然それまでも人との関わりはたくさんあった。会社に入る前から劣等感があったので努力した。その結果、人見知りだったことはとくに問題はなく、むしろお客さんからも社内からも評価していただいていた。

2015年12月から異動して社員代替と言われる役割になった。協力会社の立場で顧客社員の仕事をする。だから社員代替。自社の社員だけで仕事をこなそうとすると、それだけ人を雇わなければならず経営上のリスクがあるからだろう、社員で足りない分の仕事は私のようなシステム会社やコンサル会社などに発注している。

仕事内容は要件定義と呼ぶ経営上の課題をどうシステムで実現するかを成果物に落とし込むことや、その要件のシステム開発をシステム開発会社に発注・管理する仕事。自分の部下はいない。同じ会社の人も現場にはいたけど、基本的には任された案件をピンで動かなきゃならない。

今までと違って社外の人たちとの調整ごとがメインの仕事になる。自分で物をつくることはほぼない。コミュニケーションがほとんどを占める。これがしんどかった。たまたまめんどくさい人が多かったのも原因かもしれない。今までにいなかった気難しい人たちが調整相手だった。

昔のようにモチベーションが高ければもうちょっとうまくやれた気もする。しかしイヤイヤ行ってるのでベースとなるやる気がなかった。

何で行きたくなかったかというと、その直前にそれまで一緒に仕事をしていたお客さんから引き抜きの話を頂いていて社員になれるチャンスがあったのに、なぜわざわざ社員代替にならないといけないんだという不満があった。

しかしサラリーマンだ、多少不満があっても従うべきである。そのプロジェクトはメンタルの問題で先輩が離脱して緊急で人を必要としていた。そんな頃にちょうど私の所属していたプロジェクトが終了間近だった。私が上司であったとしても私を選んでいただろう。

そうしてやる気が無いまま合わない仕事・環境の中で疲弊していった。

育児

そんな仕事の状況の中、娘がイヤイヤ期であった。

毎朝、保育園へ子どもを連れて行くのは私の役目なんだが、なかなか食事や支度をしようとせず進まない。会社に遅刻しそうなのでイライラしてつい簡単なことでも怒ってしまう。休日だったら怒らないようなことが多かった。それに、自分が子供の頃は母親は専業主婦だったのでそんなに急かされたりとかはなかっただろう。

そのたびに子どもに申し訳なく、何のために仕事をしているんだろうと思って、さらにそれが心の負担となった。

最終的にはもう開き直ってそういうときは子どもの体調不良ってことにして会社には遅刻して行ってたんだけど、世のお父さんお母さんは朝の保育園の支度をどうしてるんだろうか。

もやもや状態の解消

そんなわけで2016年はしんどかったけど、何とかこなしているうちに仕事も少しずつできるようになってきて気持ちも楽になってきた。しかも2017年3月末で辛かったプロジェクトから抜けることができた。

しかし何か生きていて楽しくなかった。昔の自信に満ち溢れてた頃は仕事が忙しい中でも日々がもっと楽しかったはずだった。

なんか”もやもや”としていた。仕事は落ち着いていたが、どうしても日々もやもやとしたまま過ごしていた。

そんなときに私がしたことは書くこと

こうした吐き出したいときに私が使う思考ツールは大きく3つ。

A4メモ

A4メモというのはマッキンゼー出身の赤羽雄二さんが著書の中で紹介している方法。

1枚のA4コピー用紙にテーマを書いて、そのテーマについて頭に浮かんだことを1分間の時間の中でどんどん書いていく。

1枚書いたあとでもっと深掘りしたい場合はそれをテーマにまた1ページといった感じで深掘りしても良いし、ちょっと違う視点で横に展開してみるのも良い。

1分で考えるのは大変だけど、ルールがシンプルだしA4コピー用紙でできるので手軽。

ルールを簡単にまとめるとこんな感じ。

<ルール>

  • A4用紙(横書き)1枚に書く
  • 1件1ページ
  • 1ページ1分以内に書く
  • 1日10枚書く
  • タイトルを左上に、日付を右上に書く
  • 1ページ4~6行書く
  • 頭に浮かんだことはそのまま書く

私がブログを始める前に書いたA4メモ。
A4メモ

もし興味があればコチラの本が一番詳しいので読んでみてほしい。この本は2015年以降に買った本の中で実際に活用してる度が1,2位を争うくらいの名著なのでオススメ。いずれこの本の記事を書きたい。読書ブログでは昔書いてるけど見せられるレベルじゃなかった。

マインドマップ

真ん中にテーマを書いて、連想されること、頭に浮かんだことをどんどん枝をつなぐように分散していく思考ツール。

手書きでも良いし、アプリやソフトが出てるのでそれでも良いかも。手書きならできる限り大きい紙を使ったほうが良い。紙の大きさで思考の範囲が決まってしまうので。

これはルールがあんまり細かく決まってないので自由。凝った人はイラストなんかもガンガン描いていったり、カラフルに楽しく書いたり。細かいことを気にせず楽しんで描けば良い。1枚描くと全体が俯瞰できて良い。

アプリやソフトもたくさん出ているので、電子でやるのも良いかも。PCだとXMindってツールを使ってる。無料版でも十分使える。

アプリはsimpleMindってやつを使ってる。iOS、Android両対応。

本はたくさん出ているので気になったものを読むと良い。カラフルで図が多い本はとっつきやすくて楽しい。

私がマインドマップの習得に使ったオススメ本はもう販売されてないようなので、マインドマップ考案者のトニー・ブザン氏の本を載せておきます。

訳書だからか読みづらく感じたけど、発案者の書籍なのでマインドマップが良い理由など納得感があって理解が深まった。

A4メモをやるようになってからマインドマップより手軽でA4メモのほうが良いじゃん!って思って最近までほとんど使ってなかったけど、マインドマップも凝らなければササッと書けるし、1枚で全体を俯瞰できるって良さがあるので、また使い始めた。

ただ書き連ねる

ツールとはいえないけど。ただ、ノートに浮かんだことを書き連ねていく。日記を書くときは大体コレ。

書いた内容

と、思考ツールを紹介したものの大事なのはツールじゃない。中身。ツールは合う合わないで選べば良いだろう。

書いたのは仕事上でどんなときに楽しかったか?ということ。

  • 成長を感じたとき
  • 人に認められたとき
  • 指導した後輩の成長を感じたとき
  • うまく力を発揮できたとき
  • 高い生産性で仕事ができたとき

こんな感じ。まあ割と良くあるパターンだと思う。

書いたあとでふと気づいた。これってべつにシステム開発の仕事と関係なくない?

そう、システム開発である必要がなかった。

たまたまシステム開発という仕事を通じて成長を感じたり人に認めてもらったりして楽しいと思っていた時期もあったけど、仕事そのものに楽しさを感じていなかった。

これに気づいたとき、なんか楽になった。

これって別にシステム開発じゃなくても、大好きな文房具やコーヒー、カラオケなんかに携わる仕事でも良かったんじゃないかと。

しかもコーヒーなんて飲むよりも淹れてるときのほうが好きだ。あの香りがたまらない。それで人が喜んでくれるなんて。カフェを開きたい人の気持ちもわかる。でも経営は怖いからできない。

バイトからなら良いんじゃないかと思ったりする。半分本気で。いや、まだ4分の1くらいかな・・。

でも仕事なんて辞めても何とかなるって思える。

後記

もっと早く出来なかったの?と思う人もいるだろう。メンタルが強い人ならそう思っても不思議じゃない。

しかし気分が底まで落ち込んだ状態に陥ると何でも億劫になりエネルギーがないので出来ない。そもそも書くことに思い当たりもしなかったな。書くという機会もだいぶ少なくなっていた。

逃げれば良いと言う人もいるが、鬱に近い状態にまでなると考えるエネルギーがないので逃げることに考えが至らない。それよりも全てを終わらせてしまう方に思考が行きがち。

だから気分が落ち込みきる前にできれば良かったんだろうけど、その段階で何とかなったかは疑問だ。

でも今回のこの経験は気持ちの持ち方を変えてくれた。

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