娘は2歳のイヤイヤ期を乗り越え、4月には保育園でクラスが上がったことで、お姉さんぶってるのか素晴らしく良い子になった。
それまでも割と良い子な方ではあったと思うんだけど、食事のときに毎回遊んでしまうのが夫婦の悩みであった。
ひとくち食べては立ち上がり踊り始める。ときには寝転がってゴロゴロする。
毎度毎度注意するも止められない。
遊ぶときは多少やんちゃでも良いけど、マナーは守ってもらえれば完璧なのにと夫婦で困っていた。
そんな娘が野菜もバクバク食べてくれて行儀も良くたべる。
おお、ついにイヤイヤ期が終了した!楽しい楽しい子育ての時間だ。そう思った。
しかし、そう甘くはないのですよ!
悪魔降臨

ここ何週間か、子どもの機嫌がすこぶる悪い。何か気に入らないことがあるとギャーギャー泣き叫ぶ。
その声はあたり一面に響き渡り、虐待の疑いで通報されてしまうのではないか心配するほどの大音量。
それがことあるごとに起こるので辛い。家族3人みんな不機嫌。
以前なら優しく根気強く話していればわかってくれることも多かったけど、今は悪魔モードになってしまうとお望み通りにならないと叫び、地団駄を踏み暴れまわる。
今日は髪を前で結ぶと怒っていた。
「ちょんまげにでもしたいんですか?」と聞いたが火に油で更に怒りを爆発させる。
あなたの髪じゃ長さが足りなくて無理ですよ。そう伝えても聞く耳を持つような状態ではない。
こうなると嵐が去るのを待つしかない。
先日は旅行中でもこんな状態だったので夫婦で参っていた。
旅行のストレスかとも思ったが、帰ってきてからもこんな調子なのでそんな訳でもなさそうだ。
そんな娘のことを妻が職場で話したら、タイトルの「悪魔の3歳児と天使の4歳児」という言葉を聞いてきたらしい。
3歳は手がつけられない悪魔のようだが、4歳の頃になると不思議と落ち着いて天使になるというものだ。
それに加えて「魔の2歳児」という言葉もあるそう。ちょうどイヤイヤ期が始まる頃だ。
これもストレスがたまったが悪魔の3歳児はその比じゃなかった。
騒ぎ立てるのが我が子だけだと思うと心配になり、矯正したくもなって辛いものだが、誰もが通る道なんだとわかってしまえばこっちのものだ。
ヘラヘラしてこれが悪魔の3歳児か!と妻と楽しむ。
娘はさらに「笑わないで!」と怒っているが気にしない。スルーだ。
こうやって少しでも楽しむようにして天使が舞い降りてくるのを待っている。