万年筆使い方 PR

世界の万年筆祭で『万年筆の組立教室』に行ってきた

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毎年3月に三越日本橋店で開催されている『世界の万年筆祭』に初めて行ってきました。

魅力的な万年筆やその他筆記具・ノートなどが展示販売されているだけではなく、様々な万年筆にまつわるワークショップやイベントが開催されています。

今年2018年は3月14日(水)~19日(月)の開催です。

参戦初日となった本日は主に2つのイベントに参加してきました。簡単に内容をご紹介します。

趣味の文具箱編集長の清水さん✕笑暮屋社長の遠藤さんによるトークショー

趣味の文具箱の編集長である清水さんから国内唯一のエボナイト素材製造メーカーであり、エボナイトを使用した万年筆ブランドである『笑暮屋』を運営されている遠藤さんにエボナイトの魅力について聞くというスタイルで進められていったトークショーでした。

エボナイトという名前は万年筆の素材としてたまに聞くので存在は知っていましたが、どんなものかまでは知らなかったので良い機会になりました。

エボナイトの魅力

  • 耐酸性(インクの酸に負けない)
  • 手に馴染みやすい・吸い付くようなグリップ感
  • 熱伝導しない
  • 堅牢で狂いがない
  • 基本は黒

製造に手間はかかるようですが、良いところがいっぱいあるようで使ってみたくなりました!

今では作っているところがほとんどない『インク止め式』という万年筆本体に直接インクを入れるタイプの万年筆も作っているそうです。

インクの容量が最大5ccも入るそうで、スゴイ・・!

パイロットのカートリッジインクが0.9ccで結構多い方なのにその5倍以上ですからね。いっぱい入るのは良いことだ。

パイロットの万年筆の組立教室

本日の自分の中でのメインイベント!

ずっと前から行ってみたかった透明軸の万年筆を組み立てるというワークショップです。

講師はパイロットの平塚工場で普段万年筆の製造にたずさわるお二方でした。

組み立てたあとの万年筆はもらえます。

<概要>

  • 事前予約要(電話)
  • 参加費756円
  • 所要時間1時間程度

万年筆を組み立てていくのにあわせて、色々と小話や万年筆の仕組みについて説明してもらえるので勉強になりましたし楽しかったです。参加してよかった!

万年筆の部品

パイロットの万年筆組み立て教室

最初はこんな状態です。

ペン先まわりの組み立て

パイロットの万年筆組み立て教室

ペン先まわりの組み立てがやっぱり万年筆の肝であり仕組みや構造を知れて一番面白かったです。これ以外はネジを留めたりするくらいなので。

ペン先には下の方に数字「716」とあリますが、パイロットの万年筆はこの3~4桁の数字で製造年月を表しているそうです。
今回の写真の例だと2016年7月製造だそうです。

ちなみにパイロットの万年筆は全て神奈川県の平塚工場で製造されているそう。すべて一貫で自社製造しているとアピールされていました。

ペン先調整

パイロットの万年筆組み立て教室

組み立てた万年筆をいったんスタッフの方に回収されて、ペン先をハート穴くらいまで80℃くらいのお湯に1分ほどつけます。

ペン先の金属部分とその裏側についているペン芯と呼ばれるプラスチックの部品がしっかりくっついていないとインク供給がうまくいかないので、お湯につけることでペン芯がやわらかくなってペンとなじみ、書けるようになるそうです

カートリッジインクをつけて試し書き

パイロットの万年筆組み立て教室

好きな色を選ばせてくれて試し書きして確認して完了です。

無事に書けました!

組立教室オリジナル万年筆のペン先はF(細字)で鉄ペン

鉄ペンでペン先はFです。

手順書には『FP-78G(透明万年筆)』と型番のようなものが書かれていました。

キャップがネジ式なのでインクが乾きにくいと良いなー。カクノは早すぎなので。しかし756円で万年筆がもらえるのは嬉しいですね。

この万年筆組み立て教室は世界の万年筆祭にかぎらず、各地の文房具ショップなどで開催されているので、特に初心者の方にはおすすめなので参加してみてください。

もう既に万年筆を使ってるという方も万年筆の知識がついて楽しいのでおすすめです。

 
 

2日目に行ったときの様子を書いていますので、良かったらコチラも読んでみてください。

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