日ペンこと日本ペン習字研究会のボールペン習字講座(通信講座)を受講し、約1年かけて無事に修了しました。
講座に取り組んでから職場や文房具店で試し書きをしたときなど、字をきれいと褒めていただくことがちらほらと起こるようになりました。
万年筆を使ってるのに字が汚いとどこか恥ずかしいような気持ちもあったので、わかりやすい効果が出てくれて受講して本当に良かったと思います。
今回の記事では講座の内容や、実際にやってみてわかった講座の良いところ・悪いところをお伝えします!!
目次
日ペンのボールペン習字講座の概要

講座の概要
- 受講費用:29800円(一括の場合)
- 受講期間:6ヶ月~1年(1年を過ぎると延長手続きと延長費用が必要)
- 万年筆OK
受講費用は分割払いも可能です。17回分割で月々1900円です。
受講期間は標準では6ヶ月とされていますが、1年間は手続きや追加費用など特になく受講可能です。
『ボールペン習字講座』となっていますが、課題の添削は万年筆でも全く問題なしでした。
万年筆愛好家としては大事なポイント。もし万年筆が使えなかったら他社の講座にしていたと思います。
課題用紙はパイロットのブルーブラックだと少しにじみやすかったので、使うインクと万年筆には少し注意が必要かもしれません。
講座の全体的な流れ
講座としては大きく分けて基本編と実用編に分かれています。
- 基本編:ひらがな・カタカナ・楷書・行書
- 実用編:手紙・はがきの書き方
テキストで練習して課題提出という流れを大体2週間から1ヶ月に1回のサイクルで繰り返します。
日ペンのペン習字講座をやって良かったところ
字を褒められるようになった
職場や文房具店での試し書きしたときなど、字がキレイだと褒めていただくことがかなり増えました。
自分でもかなり変わったと実感できていて満足しています。
下の写真は添削課題2回目と12回目(最終回)です。
※2回目なのは1回目の課題が自分の名前と住所だけで載せられないので
2回目の時点でもすでに受講前と比べればだいぶ成長していたのですが、最終回になるとまた全然違います。字のバランスも字もグンと大人っぽく整いました。
SNS見てると美文字な方が多すぎて自分はてんでダメだと落ち込みがち。人と比べるよりも以前の自分と比べると成長が感じられて楽しいので、時々以前の字と見比べることはおすすめです。
6回の添削で名前と住所が上達する

先生が書いてくださった自分の名前と住所の直筆の見本をもらえます。楷書の縦書き、横書きに加えて行書の3種類も。
名前と住所の添削は6回も機会があるので鍛えられます。
サインなど書く機会が多いのに自信がなかった自分の名前にも少しは自信を持てるようになりました。実用度高い!
続かなかったペン字の習慣がついた
今まで本で独学でペン習字に取り組んで上達を感じられたこともあったのですが、何かをキッカケに1日休み、2日休み・・・とズルズル続いてそのままフェードアウトしてしまっていました。
字は日々の繰り返しで少しずつ少しずつ上達していくし、間をあけてしまうと忘れて衰えてしまうので、
続かない=上達しない
となってしまいます。
1年という受講期限がほどよいプレッシャーで続けられました。
講座のはじめに課題提出のスケジュールを立てるようになっていて、これをめんどくさがらずに設定したのも良かったかと思います。
スマホのリマインダーに課題提出予定日を登録して進捗度合いをわかりやすくしていました。
本などで独学でやってるとただひたすら練習・・・でどうしてもメリハリがありません。
それでも続けられるならそれにこしたことはないのですが、私が続けられたのも課題(添削)があるおかげです。
課題で添削されるとなるとやっぱり少しでも上手くありたいので頑張れます。
講座に取り組んだ時間は平日は職場で20分ほど。
休みの日は状況と気分次第で家族で出かけるときは全くやらない日もたまにありましたが、大体20分から30分くらい。長いときでは1,2時間練習していました。
職場で練習していると「えらいね」など声をかけられることもあったのですが、習慣化してしまえばもう当たり前になって全く苦ではありませんでした。
もともと書くことは好きで万年筆も使えますし、趣味の延長のような感覚です。
取り組んですぐに上達を実感できたところもモチベーション維持に良かったですね。
最初はひらがな・カタカナで、取っつきやすく今まで習っていない方ならきっとすぐ上達します。ひらがなとカタカナが上達するだけで全体としてはグンとキレイに見えるようになりますしね。

添削はやっぱり大事


添削してもらうと自分では気づけない悪い癖に気づかせてもらえます。
1字1字は良くても全体のバランスが良くなかったり、テキストに書いていない注意ポイントがもらえたり。
言われてみるとなるほどという感じで、添削はやっぱり大事なんだと思わされました。


日ペンの添削は他と比べて優しいと聞いたことがあります。
実際に受けてみると指摘だけでなく、褒めるところも言ってくれます。
級位認定があって上達度合いや自分の立ち位置が数字でわかりやすいですね。
どこかに売り文句として書いてあったりするわけではないので必ずそうなるのかはわかりませんが、添削の担当の先生がすべて同じ方でした。
昔やってた通信講座ではバラバラだったので、そういうものだと思っていたのですが、1人の先生に担当についてもらったような感じで良いですね。
同じ先生だと指摘が一貫してるので混乱するようなこともありません。
動画はPCスマホでどこでも視聴できる
字の形と書き順はテキストの見本を見ればわかりますが、ペンの運び方はわかりにくいのです。
そうしたテキストだけでは足りないところを補ってくれる書き方の参考DVDがついています。
ただ、DVDは再生機が必要なうえにディスクのセットや立ち上げが面倒なのでほぼ使わず。
DVDと同じ動画をインターネット環境があれば視聴できるので、PCやスマホ、タブレットでいつでもどこでも観られるようになっていてとても便利でした。
日ペンのペン習字講座をやってみて悪かったところ
ダメというほど悪かったところは特にないのですが、しいていうなら・・・という点をあげます。
行書にも動画がほしい
書き方の動画はひらがな・カタカナ・楷書まで。行書に動画がないのはちょっと残念でした。
どこに力を入れていてどれくらいのスピード感で動かしているのか。動画はその点がわかりやすくよい教材でした。
行書は楷書と書き方がだいぶ変わってくるので、行書にもぜひ動画を作って欲しいです。
1日20分だけでは厳しい
「1日20分で上達」という謳い文句があるので、それだけで講座をこなせてしまうかのように思えてしまいます。
テキスト1日分をこなすだけなら20分でも可能ですし、初心者だからかもしれませんがそれだけで上達するのも事実なのですが、それだけでは全く足りないと感じました。
自分のものにするにはテキスト以外にもノートなどで繰り返し練習する必要がありますし、それに加えて課題もあります。
個人差も取り組み方も人それぞれで必要な時間は大きく変わるとは思いますが、私の場合は1日平均30分~1時間くらい必要だったように思います。
ただ、これは講座の標準期間6ヶ月で考えた場合なので、1年たっぷり使えば1日あたり20分くらいにはなるので結構余裕でした。
※6ヶ月を過ぎても1年間は追加費用無しで受講できます
時間がない場合は課題と関係ない部分はテキストをサラッと流して終わりにしたとしても、課題の練習だけはしっかりと取り組みたいところですね。
日ペンのボールペン習字講座のまとめ
- 受講費用は29800円
- 期間は6ヶ月~1年
- 1日20分は半年だけでは厳しい
- 万年筆OK
どこの会社の講座を受けるにしても、続けられるかが一番大事。
ユーキャンのペン習字講座を買ったまま何もせず捨ててしまったという知り合いの方もいました。
続けられればどの講座でも上達はできるだろうと思います。
「通信講座は100%続かない!」という方にはおすすめできませんが、本で続けられなかった私が通信講座では続けられました。
通信講座だけでめちゃくちゃ字がうまくなっている方はたくさんいらっしゃるので、ペン習字に通信講座という手段は向いているのだと思います。
自分のペースで続けられます。
もしご興味を持たれたら、公式サイト
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