万年筆使い方

カクノをアイドロッパー化したよ!材料・手順まとめ

アイドロッパー化カクノ

カクノをアイドロッパー化しました!!

「そもそもアイドロッパーって何?」という方も多いと思うので簡単に説明します。

アイドロッパー式とは万年筆の本体に直接インクを貯めておくタイプのことです。
昔はアイドロッパー式の万年筆が主流だったそうですが、今ではアイドロッパー式の万年筆はほとんど存在していません。

私が知っている限りでは国内3大万年筆メーカー(パイロット、プラチナ、セーラー)ではアイドロッパー式の万年筆は現在ありませんが、ワンチャーはアイドロッパー式の万年筆をいくつも作っています。

 

アイドロッパー式は本体に直接インクが入っている分、インク漏れのリスクが高いので注意が必要ですが、インクが大量に入ります。

今回アイドロッパー化したカクノにはインクが5ml入りました。

パイロットのカートリッジインクの容量が0.9ml、大容量タイプコンバーター(CON-70)でも1.1mlなことを考えると圧倒的ですね。

 

次から材料と手順を説明していきます。

手順と言ってもすることはインクが漏れないようにふさぐってだけなので結構カンタンです。

 

カクノのアイドロッパー化に必要なもの

カクノ

当然ですが、カクノ本体が必要です。

透明軸はインクの色が透けて魅力的な見た目ですし、インク残量もわかるので透明軸がおすすめです。

シリコングリス

接合部(キャップのネジ部分)からインクが漏れてこないように使います。

私が購入したのはコチラのシリコングリスです。

100円ショップで探したのですが、見つけられなかったのでamazonで購入しました。

瞬間接着剤

瞬間接着剤

カクノは尻軸に穴が空いているので、穴をふさぐのに使います。

ダイソーでプラスチックでも使えそうなものを購入しました。

注射器

注射器

インクを本体に入れるための注射器です。

こちらもダイソーなど100円ショップで手に入るもので良いと思います。

わたしはキャンドゥの化粧品コーナーで見つけました。

スポイトでも代用できますが、これから買うなら目盛りが付いた注射器を使うのが一番良いと思います。

目盛りがついていれば万年筆のインク容量にあわせて一発で適量を吸入できます。

また、注射器だとカートリッジに好きなインクを詰めるのにも使えるので便利です。

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カクノのアイドロッパー化手順

1.接着剤でカクノ本体の穴をふさぐ

カクノで問題なのが尻軸の2つの穴です。

これをふさがないといけません。

瞬間接着剤で穴を埋めて、乾くまでしばらく置いておきます。

接着剤はケチらずにたっぷりと塗ってください。

2.水を入れてみて漏れてこないか確認する

接着剤が乾いたら軸内に水を入れます。

水を入れる方法は何でも良いのですが、注射器を使って水が入る量をついでに測っておくとあとで楽です。

少し様子を見て水が漏れてこなければ問題ないので次に進みます。

もし漏れてくるようなら接着剤でもう一度ふさぐ工程をやってください。

3.シリコングリスを首軸のネジ部分に塗る

シリコングリスを首軸のネジ部分にたっぷり塗ります。

ネジを締めてはみ出てきたら拭き取ってください。

首軸は軸の中でペン先に近い万年筆を持つあたりのことです。

万年筆のパーツについて気になる方はコチラの記事に詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

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4.インクを入れてしばらく待つ

注射器を使って軸の中にインクを入れます。
※ペン先からインクがボタ落ちする危険があるので、様子見のため最初は半分など少なめにしておいたほうが良いかもしれません。

インクを入れたらネジを締めてキャップをしてインクがペン先に到達するまでしばらく待ってください。

完成!!

アイドロッパー化カクノ

これで完成です!!

問題なく書けました!!

材料さえあればすぐできちゃいますね。

 

しかし、横向きで一晩置いていたらキャップを開けたときにペン先からインクがボタ落ちしました・・・

粘度が低いと言われているパイロットのブルーブラックを入れていたので、もっと渋めのフローのインクだと起こらないかもしれません。

ペン先を上に向けて保管するのが一番安心ですね。

インクが減ったらボタ落ちしなくなったので、横置きが良い方は最初は半分くらいにしておいたほうが良いかも・・・。

もし問題が起きた場合

もしこんな問題があったときの参考のために書いておきます。

棚吊り状態になってしまう場合

棚吊り状態(インクが尻軸側にたまって首軸側に落ちてこない現象)になってしまう場合は、中にベアリング球などを入れてみてください。

知り合いの方によるとカチカチと音がうるさいそうなので、問題があってから入れれば良いと思います。

ネジのところからインクが漏れてきてしまう場合

シリコングリスを塗ったネジ部分からインクが漏れ出してしまう場合は、oリングをネジのところにはめたほうが安全です。

ワンチャーのアイドロッパー式万年筆もインク漏れを防ぐためのリングがついています。

 

おまけ:カクノ以外の万年筆をアイドロッパー化する場合

カクノ以外の万年筆をアイドロッパー化する場合は、まずインクを入れる部分(軸)に水を入れてみて、どこから水が漏れてくるか確認してください

水が漏れてきたところがふさげそうならアイドロッパー化できると思います。

 




カクノのアイドロッパー化まとめ

カクノのアイドロッパー化まとめ

カクノのアイドロッパー化に必要な材料と手順をまとめるとこんな感じです。

材料

  1. カクノ
  2. シリコングリス
  3. 瞬間接着剤
  4. 注射器

手順

  1. 接着剤でカクノ本体の穴をふさぐ
  2. 水を入れてみて漏れてこないか確認する
  3. シリコングリスを首軸のネジ部分に塗る
  4. インクを入れてしばらく待つ

アイドロッパー化はカンタンにできるので、ぜひやってみてください!!

ただし、通常の万年筆と比べてインク漏れのリスクが高いので、持ち運びはしないほうが良いかもしれません。

とくにお気に入りのペンケースに入れたいときはしばらく様子を見てからにしたほうが良いかと思います。

 

アイドロッパー化する人はカクノよりもプレピーの方が多いようです。

プレピーなら尻軸の穴をふさぐ必要もないのでもっと楽ですし、スリップシール機構でインクが煮詰まりにくいので確かにプレピーのほうが良いかもしれません。

さらに2018年4月にプレピークリスタルという透明軸が発売されたのでますますアイドロッパー化が映えます。

わたしも次はプレピーでやってみようかと思います。

 

後日プレピーをアイドロッパー化しました。

プレピーのほうはインクのボタ落ちなどトラブルが今までに起きていないので、アイドロッパー化するという点ではプレピーの方をおすすめします!

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