万年筆使い方 PR

万年筆のインクが出ない!書けない!トラブル対処まとめ

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万年筆で書こうとしたら書けない・・・ 、文字がかすれる・・・ そんなときの対処法をまとめました。

女性
女性
「新品でインクを入れたばかりなのに書けない・・、故障なの?」
男性
男性
「あんまり使ってないはずなのにインクが出てこないけど、どうなってるの?」

といった万年筆を使っていて起こるトラブルの原因と対処を書いています。

恐らくほとんどのケースはインクまわりのトラブルではないかと思います。

インクが出ないとき、かすれるときの対処法まとめ

万年筆

カートリッジインクをセットしたのに書けない

カートリッジタイプのインクでよくあるのがコレ! 

私は初めての万年筆でカートリッジをセットしたばかりなのに全く書けなくて、

たかぎし
たかぎし
「新品なのに書けないなんて、まさか不良品か・・・!?」

と焦りました。

インクがペン先まで到達するには意外に時間がかかります。不良品や故障ではありません。

早く万年筆で書いてみたいとはやる気持ちをおさえ、インクがペン先に行き渡るまでしばらく待ってみてください

万年筆やインクによって変わりますが、わたしの経験では15分~30分くらいかかっています

書けないからといって力任せに書こうとするとペン先を壊してしまったり、ボールペンのくせで万年筆を振ると、突如飛び散るインクに「あああああああああああああっっ!!」となってしまうかもしれません。

「でも待ちきれないよ!」という場合はカートリッジの腹を少しもんでやるとインクがペン先に速く到達してすぐに書けるようになりますが、インクが供給されすぎてペン先からインクがボタッと垂れることがあるのでペン先(特に裏側)の様子を見ながら慎重におこなってください。また、押しすぎてカートリッジが変形してしまうと隙間ができてインク漏れにつながるので押しすぎないように注意しましょう。

 

まだインクが残ってるはずなのに書けない

「まだそんなに使ってないからインクがあるはずなのに書けない!」みたいなときは、インクを入れたまま長期間放置していませんか?

万年筆はキャップを閉めていても時間が経つにつれて中でインクが乾燥していき、最終的には書けなくなってしまいます

商品によってその期間は大きく変わりますが、短いものだと1~2週間で固まってしまうものもあります。パイロットの『カクノ』のようにキャップをカチッと閉める嵌合式(かんごうしき)というタイプの万年筆は比較的乾きやすいです。

 

ペン先が乾いているだけで中にインクがまだ残っている状態であれば、中のインクをペン先に導いてやればまた書けるようになります。例えば回転式のコンバーターであれば吸入と逆向きに回転させればペン先の方向にインクが押し出されてまた書けるようになる可能性があります。

それが難しいときや完全に乾いてしまっているような場合は諦めていったん万年筆を洗浄してからインクを吸入し直してください

染料インクなら水に溶けやすいので水洗いであらかたキレイになると思います。

基本は水での洗浄ですが、それでも洗いきれない場合は万年筆の洗浄キットがあるので、それを使うのも手です。

 

万年筆の洗浄方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

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もし自分で洗浄してからインクをセットしても書けない場合には修理やペンクリニックで見てもらいましょう

インクを入れたままであまりに長期間放置していたり、顔料インクや古典インクなど扱いに注意が必要なインクを入れっぱなしで手入れを怠ったりしていると、分解洗浄しないとどうにもならない場合があります。もし書けるようになってもフローが悪くなったり、書き味が悪くなったりしたらどこかインクが乾いて悪影響を与えていたりします。

インクの種類や注意点について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

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持ち方が合っていない

万年筆はボールペンと比べると持ち方によって書き味が悪くなったり、インクがうまく出なかったりします。

もしインクの問題でないようでしたら持ち方を確認してみてください。

持ち方のポイントはコチラです。

  • ペン先を上に向けて持つ
  • 筆圧をかけない
  • 寝かせ気味で持つ

詳しくはコチラの記事にまとめていますので、気になった方は読んでみてください。

万年筆の持ち方
万年筆の持ち方のポイント3つ!コツをつかめばもっと万年筆を楽しめる!万年筆には持ち方にちょっとしたコツがあります。 持ち方があっていないと書き心地が悪かったり、インクがうまく出なくて書けなかったりと...

 

寝かせて持つのが難しければ立てて書くのに適した万年筆を選んで慣れるのも一つの手です。

パイロットのコクーンは立たせても書きやすいのでおすすめです。

パイロットの万年筆は品質が高くハズレが少ないので、初心者におすすめのメーカーです。

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万年筆(主にペン先)が壊れている

万年筆を落としてしまったり、力を入れすぎてしまったりすることによって、ペンポイントと呼ばれるペン先の先端の球が取れてしまう、ペン先が曲がる、ペン先がずれてしまうなどにより書けなくなってしまうことがあります。

インクの問題や持ち方の問題でもなかったら万年筆に問題がある可能性が高いので、お店やペンクリニックで見てもらってみてください。

もし持ち方の問題があったりしたらそれも教えてくれます。

 

万年筆で書けないトラブルのまとめ

万年筆

万年筆ではインクが乾いてしまってかけなくなることが一番よくあります。

なるべく毎日少しでも良いので使ってあげてください。せめて週1くらいは・・・!

万年筆によっても乾くスピードは全く異なるので、初めて使う万年筆のときは特に気にしてあげてください。

 

そのほか万年筆のお手入れやおすすめの万年筆などについて書いていますので、良かったらコチラもどうぞ!

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